コロナ禍と復職

ひさりぶりの投稿です。Takumiです。
1月に休職宣言され、単身赴任中の東京から自宅に帰り療養し、もう半年近くになってしまいました。来週には復職のための面談が予定されており、ようやく私も社会復帰できる歩を進め始めることができます。今日は、蔓延する新型コロナウィルスと、その影響を受けて長くなってしまった休職期間について振り返ってみようと思います。


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東京で過ごした最後の日の夕食、まったく味を感じなかったのに、自宅に帰って食した夕食に「味がする…」と思わず涙しました。今なら味覚障害=コロナじゃないかと疑われるところですが、うつでも味覚障害になるんです。しばらく単身赴任宅を空けるので、とにかく食材使い切りのために無理して作った料理ですが、下手だからという理由ではないはずです。

2月、睡眠薬でよく眠れてはいましたが、朝起きることができず、また、現在の生活がいつまで続くのか、復帰できるのか、どう生きていくのか、不安に過ごしていました。主治医からは、生活リズムを取り戻しつつ、自分の回復具合がどれほどなのか、家事を手伝うなどして自分の状態に気を向けるよう助言されました。徐々に身体が動くようになり、プラモ制作などをして過ごしました。

3月、息子の通う中学校も休校になりました。洗濯もの干し、風呂掃除など家事を手伝いつつ、息子のクロスバイクをローラーにセットして30分程度ずつ、自分の体力はまだ十分残っていることを確認。睡眠薬は一種類減らし、生活リズムも安定してきました。
そろそろ復職できるか、と考えていたものの、流行り始めたコロナの恐怖に、今じゃない…と、逃避する気持ちもあったかもしれません。

3月下旬。積立休暇と年休がなくなり、病気休職の診断書を出せと上司から連絡がありました。その前に復帰させてもらえないか? と相談するも、上司とのやりとりの中で気分が悪くなり、結局診断書をもらい、病気休職へと切り替わりました。

4月。コロナがいよいよ猛威をふるいだし、緊急事態宣言。GWまでの自粛を求められることになりました。このままではまずい。せめて、GW明けに復職する方法はないか、上司へ相談をするものの、テレワークとなった会社の動きはあまり活発ではなさそうで、返事はなかなか得られませんでした。
悶々とする中、保健師などに連絡を取ってみた結果、復職のためには産業医、人事、上司との面談をし、通勤訓練を2~4週間おこない、再度面談によって復職が許可される仕組みであることを理解します。このコロナ禍の中、面談をして、通勤訓練をして、って非現実的じゃない?? どうしたらよいものか…。考えても無駄、コロナが落ち着くのを待つしかありません。

5月。自粛GWは自宅庭の朽ちつつあるウッドデッキを補修したり、世話がされずぼうぼうになった畑や庭木を処分したりして過ごしました。そして緊急事態宣言が解除されるわけですが、県をまたぐ移動の自粛が、6月19日まで継続を求められます。また1カ月延伸…。さすがに気が病みます。
上司に相談したところ、会社は原則テレワーク、出勤禁止。面談や通勤訓練のやり方は人事で調整中。テレワークだからコミュニケーションが取りにくく、復職するのは今じゃないんじゃないか。って言われました。あなたのことを考えて、みたいな言い方されましたが、本音は復職拒否。今じゃなきゃ、来月ならいいのか? 6月19日の根拠もよくわからない中、うつうつとした日がふたたび。

5月下旬。上司に相談しても、ただ延びてしまいそうなので、保健師へ連絡を取りました。すると、電話で産業医との面談ができるとのことで、さっそく予約をしました。
6月初旬、産業医と電話での面談が実現します。「コロナのせいで復職できないことはない」「状況に応じて通勤訓練とかやり方はいくらでも変えられる」「でも面談で顔を見て話しをしたい」という話になり、だいぶ救われた気持ちになれました。ですが、「東京で復職したのち、以前のように家事をしつつ、仕事も両立できるのか?」については答えは濁してしまいましたが、「ようするに、仕事以外のパワーが残っているのか?」という問いだということで、なんとなく自信が持てた気になりました。

翌週、主治医から復職可能である診断書(社内フォーマット)をもらい、復職面談の依頼を出したのですが、産業医は週1のみで空きがなく…結局、調整がついたのはさらに1か月後ということになってしまいました。つまり、復職できるのが1カ月遅れてしまう…。
しかしながら、仕方のないこと。7月中旬の面談までに、自宅でやれることは済ませておく期間だと割り切って、今に至ります。

しかしながら、ちょっと赤くしてみたかった東京アラートの解除や、県をまたぐ移動の解除から2週間を経過し、また東京近辺での感染者数が100人を超える日が続いており、東京へ戻らないと仕事に復帰できない身としては、不安であります。満員電車に乗ることも、夜の街に繰り出すこともない自分ですが、東京から自宅に一時的に帰省して、家族にうつしたりなんて不安もあるので、当面はそうそう帰省できないんだろうなぁ、という気持ちではおりました。


そんな折、勤務する企業が、原則テレワークとし、通勤費を廃止する。単身赴任者も、状況をヒアリングしつつ、解除していく方向であるという報道がありました。これは私にとっては良いニュース。今すぐにではなくとも、近い将来、東京勤務から解放される可能性があることに、とても明るい未来の到来を感じ始めています。


目下の心配は、来週復職面談のために東京へ帰りますが、半年放置した部屋がいったいどういう状況になっているのか…? Gがいるとか、カビ生えてるとか、空き巣に入られてるとか、不安でなりません…。



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