平成最後の一人旅④:Day3 とびしま海道

平成最後の一人旅、3日目の様子です。
なかなか進まないで放置していた旅行記ですが、書き終えなければ!
3日目は、呉を出発し、とびしま海道を東へ、終着点の岡村島を目指します。予定ルートでは、島の外周道路をぐるりと回るのに加え、数か所の展望台を目指します。しかしながら、例の豪雨の被害により道路が塞がっている…と波乱に満ちた一日となりました。
それでは写真メインでどうぞ~


2019.4.16




呉から安芸灘大橋へ

 昨日は呉のホテルに宿泊でした。今日も晴れ。おととい来た東の方へ、バイクを進めます。おとといは休山トンネルの静寂に感動したわけですが、せっかくなので別ルート、呉越峠をルートに選んでいました。今思えば、せっかくのトンネル、通れば良かったと思うのですが、呉越峠の坂は…トンネル行けばよかったと後悔するほど長く感じました。疲労溜まってるかなぁ?
 おととい通った広を通り過ぎ、瀬戸内海に近いルート、南側へ逸れると、いきなり斜面が崩れた場所が現れました。こちらは片側交互通行になっていましたが、豪雨被害の現状が、今日のライドはこの豪雨被害に大きく影響されるのでありました。
 すでに前日の好天下でのライドで耳が日焼けしてしまいましたが、今日も天気が良いので早めにドラッグストアあたりで日焼け止めを買いたかったのですが、朝早い時間からオープンしているドラッグストアが見つけられず(広あたりにあるだろうな~と思っていたのですが)、結局安芸灘大橋手前のコンビニで買うことになりました。
 左車線から有料道路のランプを上り、いよいよ安芸灘大橋へ、とびしま海道の始まりです!


呉市内のホテルを出発

朝の呉市内。れんが通りというアーケード街があった。

豪雨の被害で土砂崩れが起きていた現場。
この状況を確認してから一旦Uターンして右側の歩道に渡ってきた。

安芸灘大橋が遠くに見えてきた。それにしても日差しが強い!

安芸灘大橋の料金所。自動車は有料だが、歩行者自転車は無料!
なお自転車は島に向かって右側の歩道を通行することになる。

安芸灘大橋管理事務所の前で記念写真。

いよいよとびしまへ! 吊り橋というのも気持ち上がります。

島側から振り返ってみた

大平山へ


 最初の島、蒲刈上島へ渡ったあとは、大平山(おおひらやま)の展望公園へ上る予定でした。前日、サイコンのナビが動作しなかったので、今日は最初からナビも起動せず、頭の中の地図と、たまにスマホで地図を確認しながらの、勘に頼ったライドでしたので、島について白崎園を過ぎたあたりの下り坂の勢いをもって登れそうな坂に飛びついてしまいました。。。そこは、当初計画していたルートとは全然違うところだったのですが・・・。
 大平山への道案内も看板もない、みかん畑の中の坂道をジグザグ、とりあえず登ってみたものの、道に迷ってしまいました。さんざん登ってからまた下ってみたり上りなおしてみたり、地図と道を見比べながら・・・というとき、この旅行2度目の立ちゴケ。みかん畑恐るべし、と何とかたどり着いたところに、「大平山」「あと少しじゃけぇ」の看板と、見事な一本桜を発見。誰もいない駐車場に佇む桜の花びらが、絨毯に。思わず寝転んでしまいましたw
 さらに上った展望公園では、シニアの方々がお花見をしておられました。いいから座ってけ、と半ば強引にお兄さんお姉さんたちの輪の中に。缶コーヒーに、さつまいもの天ぷらに、お花見のおつまみをいただき、仙台から来たんですよ、呉はいいところですね~なんてお話をさせていただき、ほんと人がいい土地だなぁ、旅してるなぁ、って感じてました。展望公園のもうちょい上には、昔の砲台跡があったりしましたが、思ったよりも眺望はよろしくなく、あまり写真を撮れないままに、下山。ちゃんとしたルートには、大平山はこっちっていう看板がありました。次は下島へ向かいます。
 

みかんがいっぱい捨ててある! と思ったら、イノシシの罠でした。
あやうく引っ掛かるところ・・・w

大平山へ向かい上った駐車場に見つけた見事な桜の絨毯!

お花見をされていたお兄さまお姉さまがた。
ここの公園にはソメイヨシノのほか、八重と枝垂れがあり、長く花見ができるとのこと。

大平山の桜は満開でした。
仙台の桜は見れなかったけど、満足!

大平山砲台跡地、呉の港を守っていた。

どんなサイズの、どんな砲台がどういう感じで設置されていたかは不明だが
何らかの基礎になっていたコンクリートが残されていた。

大平山の頂上の眺望はいまいちだったが、降りる道すがら開けた景色。

蒲刈上島の町は観光地のようである。常夜灯など港町の名残。

蒲刈大橋

島から島を渡るっていう、特別な体験。
船が通れるように、やっぱりいちいち上らないといけない。

平日の午前中ということもあり、車通りも少なかった。

であいの館~お好み焼きまりちゃん

蒲刈下島に渡り、すぐ「であいの館」が現れ、休憩。少し早いお昼はここかな? と思っていましたが、しっかり食べれる施設ではなさそうなので、藻塩アイスをいただきながら、お昼を食べられる場所をさがします。「かつら」や県民の浜のあたりの食堂は火曜日定休であることは調査済みだったので、目指すは豊島東側の、お好み焼きまりちゃん。狭い路地を見つけたら、迷わず飛び込んでみて! との情報だけを信じて隣の島を目指します!
 蒲刈下島では海沿い北側のルートから県民の浜を経由して豊島大橋につながる道です。途中

でしたが、本当に見つからないw 人同士でもすれ違いが難しそうな狭い路地で、見つけたお父さんに、まりちゃんの場所を尋ねて、ようやくみつけました、まりちゃん!
 13時を回ったあたりで、もう鉄板の火は落としてたそうですが、快くお好み焼きを作っていただきました。目の前で。たまごダブルはサービスしてくれました。鉄板から直に、小さなヘラを使って食べるお好み焼きは格別でした!
 十文字展望台に行くなら、こっちから行ける、ちょっと崩れてるとこあるけど、自転車なら通れる!・・・って案内をしてもらい、空海展望台に行けば願い事かなうよ、という話を聞き、お礼を言って、山登りにかかります!

 ・・・しかし、この「自転車なら通れる」が大問題でした・・・

であいの館。

ドルチェの藻塩アイス。うまい。


こちらにも、斜面が崩れて民家がつぶれたままになっている場所も・・・

北側からアプローチするので、この豊島大橋を渡るためにぐるーっと回り込むことに。

県民の浜。めっちゃきれい。広島県民うらやま~!

内陸へぐるーっと回り込んで斜面をかけ上がり、トンネルを抜けると豊島大橋。

豊島に到着。なんとも素敵な島である。(舗装も良かった)

こんな路地を入っていかないと見つけられないという・・・

やっと見つけたお好み焼きまりちゃん。

まりちゃんが目の前でお好み焼きを焼いてくれました。

めっちゃうまい。お昼の時間が遅くなったからさらにうまい。

十文字展望台、空海展望台


 まりちゃんに教わった、小川のほとりを上っていく道。展望台までこまめに案内看板があるので道に迷うことはなさそうです。おなかもいっぱい、気合を込めて登っていきますが・・・「通行止」の看板がありました。やはり、土砂崩れか。でも、まりちゃん、自転車なら行ける!って断言してたので、迷わず上る!

 が!

順調に上っていった先に現れた「通行止」

まさかの道路いっぱいの土砂。
こちらは左側が通行可能だったので、よかったんだけど。

えええっ。
うん、えっと、どこ通れるんだろう

こんなの聞いてないよ・・・
土砂と倒木の間をかき分けて進む・・・

難関を越えたと思ったらまた現れる難関。
引き返したところで、さっきの難関に戻るわけで、進むしかない。

 このように土砂が道路を覆うばかりか、倒木がそのまま放置された状態で、乗り越えるわけにも、くぐり抜けるわけにも、さーてどうしよう? という難所を幾度も乗り越えていくことになりました。軽いバイクですが、大型サドルバッグにスニーカーに輪行バッグのついた状態では、倒木を乗り越えるために持ち上げるのも大変・・・ 本当にここを乗り越えて、展望台に到着するのか不安を感じながらも、倒木に残された先人の乗り越えた傷を見つけて、ここが通れるはず!と、何とか乗り越えました!


頂上に到着、十文字展望台。

薄曇りながらも、大パノラマー!

展望台も360度!

バイクと、自分(影)
展望台の影は一日どういう風に動くんだろう。

展望台の中心に360度カメラを置いて撮影。直線になるとは。

十文字展望台の感動もほどほどに、次の目的地、空海展望台へ。
そして看板がなぜかタイ。

まりちゃんが言ってた。空海展望台いくと、願いが必ずかなうって。

ずっと仙台で仕事ができますようにって祈ってきた。

ちょうど散った桜のはなびらが、タイヤについて綺麗~

なんて呑気にダウンヒル(かなり急)してたら、急にシューーっと音がしてパニック。
気づいたら、パ、パンク…

ロード乗り始めてから初めてのパンクは、豊島でした。
チューブ交換してCO2ボンベで戦線復帰!

買い出し、御手洗、関前ふるさと交流館

展望台への酷道、パンク修理もあり、だいぶ時間がかかってしまいました。今日の宿はここから大崎下島を渡り岡村島までまだ20kmほど先です。とりあえず、予定していた時刻には間に合わないのは確実なので、電話連絡しました。すると、岡村島のスーパーは17時には閉店するので豊島で食料調達してきたほうが良いですよ、との助言をいただきました。その通りですね、到着して無食という絶望にならなくてよかった…。ほんとありがとうございます。

豊島のコープにて変な貼り紙発見。
立小便はいいとして、立うんこは1000円の罰金でいいんだろうかw

豊島大橋

巨大ジャングルジムなのだが、ご覧のとおり道路が崩れているのでたぶん乗れない。

大崎下島に渡ってからの豊島大橋。

大崎下島は御手洗に寄りたかったので南側のルートをひたすら東進。
いつもの荷物に加え、弁当+パン+ビール+チューハイなど…超荷物でしたw
まだ明るい時刻に御手洗に到着。

ゲストハウスになった建物。おしゃれですね~

昔は船乗りが集い賑わったのであろう街並み、乙女座。

素敵な佇まいの町並み。二階から遊女が客引きをしていたのかもとか想像しながら、誰もいない日暮れ間近の街。

時が止まったかのような街でした。

さて、岡村島へ向け、平羅橋。

この辺もまだ崩れたままでした。

中の瀬戸大橋? 岡村大橋?

いよいよ県境に到着です。路面のペイントは手書きなのがよい。

今回の旅で初めての越境でした。

愛媛の一歩!

いきなり今治市というのも違和感ありますが。

たどり着いた「まるせきカフェ」で宿のチェックイン。
コーヒーと、「せとか」をいただきました。

宿はこちら、関前ふるさと交流館。暗くなるのと同時くらいに到着しました。


この広いお部屋に、本日の宿泊客は私一人でした。さびしいw

大人数でもゆったり過ごせそうですね。

レンジやポットなど自由に使えます

バイクは廊下まで入れてもいいですよ、とのことで、夜のんびりオイル注しました。

洗濯機も、無料で使えました!

きれいなお風呂、シャンプー類も完備でした。

アメニティもちゃんと用意してありました。感謝しかない。

カフェでいただいた「せとか」を賞味。
なんて甘いみかんなんだ! 感動しました。まじ。

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